★気温変化による好気性バクテリアの、生ごみ分解力の影響について:
投入した生ごみをスムーズに分解するためには、適度な『水分』が大事なことを以前述べましたが、もう一つ大事な要素があります。
それは『温度』です。生ごみを分解してくれる主人公『好気性バククテリア』は、温度が高い環境が大好きです。その為、周囲温度が15℃を下回る環境では、その分解力が低下してしまいます。
尚、好気性バクテリアが生ごみを分解する際に、自ら熱を放出するので、生ごみ量が豊富な状態では、この課題を懸念する必要はありません。しかしながら、通常の世帯(家族数が2~4人)の場合には、寒い時期に投入した生ごみをスムーズに分解させる為、次に述べます三つの促進策がお勧めです。
★分解促進策(1):ダンボール製上蓋と古新聞紙:
・弊会が紹介している『ダンボール製上蓋』は、害虫の侵入阻止には弱点がありますが、容器内部の温度を保つ機能には優れているので、低温の時期にはお勧めの『上蓋』です。
・生ごみ投入中は、基材の表面に『古新聞紙』を敷くことをお勧めします。
基材表面をカバーすることで、基材の熱放出を抑制できます。
容器内基材の温度が周囲温度より高くなると、基材から放出する蒸気によって、容器
上部に結露が生じますが、その結露を新聞紙も吸収してくれるので、容器上部への水
分付着を大きく減少できます。(容器の寿命延長にも加担)
温かい時期にお勧めの布製キャップ
新聞紙を敷いた状態例:
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