1年で一番気温が高いこの時季、生ごみ分解には好条件の時季ではありますが、野菜屑などがドライ野菜状態となり、なかなか消えてなくならない状態(分解が進まない)になる場合があります。この現象は生ごみ投入量が少ない世帯で起きやすい現象です。
実は、基材の主材料にピートモスやおが屑等を使用している場合、好気性バクテリアによる分解力は、基材の水分含有率と密接な関係があります。
その分解力の定性的な状態は次のグラフで表すことができます。
・水分が少ない状態では生ごみの分解は進みません。
・最も分解力が高い状態は含水率40~50%と言えます。
・含水率が80%程を超えると、好気性バクテリアではなく、嫌気性バクテリアが生ごみを
分解することになり、悪臭が発生して参ります。
★含水率が少ない状態の解消策:
500mlのペットボトルで、基材上面に水を注ぎこみ、基材全体を掻き混ぜ含水率を高め
ます。水の総投入量としては2Lは必要でしょう。(基材容積が25Lの場合)
★含水率が高すぎる状態の解消策:
その1:廃食油が手元にある場合には、掻き混ぜながら約300~500ml注入します。
(翌日ぐらいから基材の温度が上昇すると共に水分が蒸発していきます)
その2:生ごみ投入を一旦停止し、容器全体を日の当たる場所にかざす。(2~3日)
☆生ごみ投入の際、生ごみの水切りは緩い状態で十分です。
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